ダイエット中におすすめの簡単ごはんレシピと、ダイエットを成功に導く食事法をまとめました。お肉料理やサラダなど、ダイエットに効果的な食材を使ったメニューは、簡単にできて見た目も華やか。満腹感も得られるので、ダイエット中でも食事を楽しむことができます。食べる量や時間についても、心がけたいことをご紹介するので、この記事を参考に、無理なくダイエットを成功させましょう。
ダイエットご飯の「食べ方」
体重増加をおさえる5つのコツ
1:食事前に「野菜ジュースや豆乳」を飲む
食事前に野菜ジュースを飲むだけ!
「初めに野菜を食べるといい」というのはなんとなく知っている方も多いのでは? 理由としては、血糖値の急上昇を抑えることができ、結果、脂肪を溜めにくくするため。とはいえ、目の前にアツアツのおいしそうなごちそうがあるのに野菜から食べるなんて、もったいない! そんなときに、使えるのがこちらのワザ。食べる前にあらかじめ、野菜ジュースや豆乳などの低カロリー系ドリンクを飲んでおきましょう。野菜自体を食べるよりも満腹感が得られやすく、食事量のセーブにもつながります。二日酔い対策で飲むドリンクのごとく、体重増加対策で飲むドリンクといった感覚で、こそっとバッグに忍ばせておくのも賢いかも。
2:「歯ごたえのある食材」を意識的にセレクト
ステーキならウェルダンにするなど「歯ごたえ」を意識。
よく噛んで味わうことこそが体重増加を防ぐ食べ方の基本。その理由は、咀嚼回数が増えることで満足感が得られると同時に、消化する際にエネルギーを使うから。「ひと口30回噛むのがいい」とされていますが、ずっとモグモグと噛むのは、いざやってみるとなかなか難しいものです。そこで、自然に噛む回数を増やせるように、意識的に歯ごたえのある食材やメニューを選ぶことがおすすめ。たとえば同じお肉を食べるのなら、ハンバーグよりステーキを。パンなら、ロールパンよりバゲットを。少しの意識が、咀嚼回数の増加につながります。ぜひお試しあれ。
3:気にするのはカロリーではなく「食事の質」
小鉢系を注文することで、より多くの種類の食材を。
ダイエットを意識していると、どうしてもカロリーそのものに目がいきがちですが、それよりも大切なのは栄養のバランスやいかに多くの種類の食材を食べるかということ。そういった食材の多様性を意識することで、血糖値の上昇も抑えられると同時に、代謝のよい体質となるのだそう。たとえば、和定食のように小鉢をいくつか用意してさまざまな食材を食べることは、早食いやドカ食い予防にもなります。居酒屋ではドーンと大皿を注文するのではなく、小鉢系をいくつか頼むほうがベターです。
4:パーティーでは「NG食材」に気をつけて!
焼酎やウォッカなどの蒸留酒はカロリーが低い傾向に。
いろいろな食べ物が出てくるパーティーのテーブル。特にダイエット的には気をつけたいNG食材を覚えておきましょう。まずは揚げ物。食べ過ぎないように注意したいのはもちろんですが、食べる際にはレモンやお酢をかけていただきましょう。レモンの搾り汁やお酢には、余分な脂が体脂肪に変わるのを防いでくれる働きがあります。また、お好み焼き、タコ焼き、ピザ、パスタなどの小麦粉系もできるだけ避けたほうが無難。さらにお酒のオーダーの際に覚えておきたいのが、焼酎やウォッカなどの蒸留酒はカロリー&糖度が低いということです。
5:「今何を食べているか」をきちんと意識すること
パーティで食べるときの「意識」も大切。
たとえばテレビやスマホを見ながら食事をすると、自分が何をどれだけ食べているのか把握できず、知らないうちに沢山の量やカロリーを摂ってしまう…というケースがあります。これが非常に危険! 知らず知らずのうちに多くの量を食べているのにもかかわらず満腹感を得られないという結果に。飲み会など、会話をしながら食事をする場合は、気の知れた間柄なら、その食事について語りあうなど意識してみましょう。大勢での場所では、食べるときは食べる、話すときは話す、と意識的に区切ることがおすすめです。食べながら話してしまうと、味もあまり分からないうえ食べた実感もあまりなく、結局シメに自宅でラーメンを食べてしまう、なんてことになりかねません。
自分にとってベストな食事の時間と量を知る
太ってしまった体重を元に戻すためには、正しい食欲の機能を取り戻すことが必要。
必要なエネルギーを必要な時にとれば太ることはありません。脳は本来、そのために食欲をわかせて食事をするという機能を使ってきました。ところが現代社会では、食欲がわいてしまう誘惑がたくさんあります。それによって、現代人は本来の正しい食欲の機能が麻痺してしまっています。太ってしまった体重を元に戻したり、ベストな体重をキープするためには、正しい食欲の機能、つまりエネルギーが必要なときにだけ食欲がわき、必要な量を食べたらストップできるという機能を取り戻す必要があります。
そのためには、「普段、自分はいつ食欲がわくのか?」「それは本当に必要だから湧いているのか?」「どのくらい食べれば満足感を得られるのか?」を吟味していく必要があります。「みんなが行くからという理由でランチに行ったり、残すともったいないから全部食べたりしていませんか? 自分の本当の食欲に敏感になって、それに従えるようになりましょう」
当の空腹を察知できる感覚を訓練しよう
「おいしそうなものを見たり、音を聞いたり、匂いがしたりすることで、食欲は湧いてしまいます。それにそのまま従っていると、体重はどんどん増えていきます。本当に空腹になったときに出る食欲は、内側から生じます。それを敏感に察知できるように感覚を訓練していば、お正月で増えてしまった分はすぐに元に戻ります」
食事間隔を4時間は空ける
「夜中にお腹が空く原因は、そもそも1日の食事のリズムが乱れているせいという可能性があります。食事は3食しっかりとり、また食事の間隔は4時間以上空けることを目安としてみましょう。これは、食後に血糖値が上昇してから元に戻るまでに約4時間かかるためです」(管理栄養士・ながいかよさん)。また、血糖値が戻る前に食事をすると、インスリンの分泌時間も継続することになります。つまり脂肪を蓄えやすい状態が長時間続くことに。結果として太りやすくなることにつながるため、食事のリズムを整えることは美容の面からも重要です。
ダイエット中でも食事の量は減らしすぎない
ダイエットをしていたつもりが、お菓子を食べてカロリーオーバーなんてことも……。
つい夜食や間食を食べてしまう方には、3回の食事で食べる量が少ない傾向があるそうです。ダイエットを意識して炭水化物を抜いているけど、次の食事までの間にお菓子をちょこちょこ食べている。仕事が忙しくて食事がおろそかになり、遅い時間にお腹が空く……そんな方はこれを機に1日の食生活を見直し、ご自身の体をいたわる食事にシフトしてみてはいかがでしょうか。
簡単「肉料理」レシピ
代謝を高める生姜を使った「アカシアハニーの牛肉のしぐれ煮」
アカシアハニーの牛肉のしぐれ煮
「アカシアハニーの牛肉のしぐれ煮」は、代謝を高めてダイエット効果を期待できる「生姜」がたっぷり! 免疫力を高める「はちみつ」で煮詰めた、簡単アレンジレシピをご紹介します。
■レシピ
【材料】(3〜4人分)
牛切り落とし肉・・200g
生姜・・1片
(A)
はちみつ・・大さじ2
酒・・大さじ4
水・・大さじ4
醤油・・大さじ2
【作り方】
生姜は皮をむいて千切りにカット。鍋に(A)を入れて、中火にかけます。沸騰してきたら5分ほど煮詰めて牛肉をプラス。このままコトコト汁が少し残る程度に煮ます。生姜を入れて絡めたらできあがり!
\ジンゲロールが豊富で、ダイエットに効果的な「生姜」/
代謝を促しダイエット効果を期待できる、生姜。
「アカシアハニーの牛肉のしぐれ煮」は、代謝を促すジンゲロールがたっぷり。血行を良くすることで、体内の代謝がアップ。エネルギー消費が増加することで、ダイエット効果を期待できます。生姜はダイエット効果がありますが、食べ過ぎると刺激が強く胃が荒れてしまう可能性があるので要注意! 1日に取り入れる量は、1片あるいは親指大くらいを目安に、摂取するようにしてください。
食べ応え満点「ゆで豚のピリ辛ジンジャーソースがけ」
ゆで豚のピリ辛ジンジャーソースがけ
塩麹に漬け込むだけで肉の旨味を引き出し、ワンランク上の味わいに。しかも塩麹の成分は「食べる美容液」といわれるほど美肌・美白に効果的と言われているので、女性はぜひ取り入れたい調味料なんです。今回は豆板醤を効かせたピリッと辛いジンジャーソースをかけていただきます。
■レシピ
【材料】(2人分)
豚肩ロース肉(ブロック)・・200g
塩麹・・50g
(A)
すりおろししょうが・・5g
しょうゆ・・小さじ1
オイスターソース・・大さじ1
酢・・大さじ1
みりん・・大さじ1
すりおろしにんにく・・1/2片分
豆板醤・・小さじ2
ごま油・・大さじ1
糸とうがらし・・適量
【作り方】
(1)ボウルに豚肉と塩麹を入れ、全体になじませるように揉みこむ。
(2)保存用ビニール袋に上記を入れ、空気をなるべく抜いて閉じ、1時間ほど漬けておく。
(3)沸騰した湯に上記のビニール袋ごと入れて5分ゆでる。火を止めて、湯が冷めるまで置いておき、豚肉を中まで余熱で火を通す。
(4)Aの材料をよく混ぜ合わせて、ジンジャーソースをつくる。
(5)フライパンにごま油を入れてあたため豚肉を入れ、両面にきれいな焼き色がつき、カリカリになるまで中〜弱火で焼く。焼いた際に出た肉汁はジンジャーソースに混ぜる。
(6)焼き上がったら取り出し、あら熱が取れたら切り分ける。
(7)切り分けた豚肉を器に盛り、ジンジャーソースをかけ、糸とうがらしを添える。お好みで焼きトマトや焼きヤングコーンを添えてでき上がり。
優しい味わい「彩り野菜たっぷりの鶏胸肉のバロティーヌ」
彩り野菜たっぷりの鶏胸肉のバロティーヌ
簡単&ヘルシーなのに、一品あるだけで食卓を華やかにしてくれるこのバロティーヌは、デイリーのメインディッシュとしても活躍しそう。定番レシピとして覚えておくと便利です。
■レシピ
【材料】(2人分)
鶏胸肉・・1枚
赤パプリカ、黄パプリカ・・各1/2個
にんじん・・1/2本
アスパラガス・・1本(細いものなら2本を目安に)
塩麹・・大さじ1
タイム・・適量
塩、こしょう・・各少々
しょうゆ・・大さじ1
ごま油・・大さじ1
バルサミコソース(あれば)・・適量
(付け合わせ)
ラディッシュ、ルッコラ・・適宜
【作り方】
(1)パプリカは種を取り除き、細切りにする。にんじんは皮をむいて、ピーラーで細切りにする。アスパラガスは縦半分に切る(細いものならそのままでOK)。
(2)鶏肉に塩麹、タイムを両面につけてもみこみながらなじませる。冷蔵庫に入れて、ひと晩漬け込む。
(3)ひと晩漬け込んだ鶏肉を取り出し、厚みがあるところは包丁で切り開き均等の厚さにする。
(4)ビニール袋に入れてめん棒で叩き、5mmほどの厚さになるまでめん棒を転がしながら薄くのばす。
(5)フライパンにごま油を入れてあたため、アスパラガス以外の野菜を入れて強火で炒める。塩、こしょうで味を調え、くたっとしてきたらしょうゆを加えてさっと混ぜ合わせて火を止める。
(6)まな板にラップをしいて、鶏肉、野菜をおいてくるっと巻く。ラップの両端をぎゅっと巻いて留めてビニール袋に入れる。
(7)鍋に湯を沸かし、上記の鶏肉を入れて中火で5分ゆでて火を止める。湯が冷たくなるまでそのままにしておく。水けをふき、ラップを巻いたまま冷蔵庫で3時間以上冷やす。
(8)ラップから出し切り分け、あれば付け合わせのラディッシュやルッコラなどと一緒に器に盛って完成。好みでバルサミコソースをかけても。
簡単「サラダ」レシピ
筋肉量を増やすとともに冷えをととのえる「いかとほうれん草のサラダ」
気になる冷えをととのえるための、高たんぱくな「いか」を使ったさっぱりサラダをご紹介します。筋肉量を増やすとともに、体を内側から温めて!
いかとほうれん草のサラダ
■レシピ
【材料】(1人分)
いか(刺身用・・ 食べやすい大きさに切る
サラダほうれん草・・3cm長さのざく切りにする
大葉・・せん切りにする
みょうが・・せん切りにする
乾燥きくらげ(黒)・・ 湯で戻し、水気をきり、せん切りにする
酒・・小さじ2
A
塩麴 ・・ 小さじ2
酢・・ 大さじ1
おろししょうが・・ 小さじ1
おろしにんにく・・ 小さじ1
塩、黒こしょう ・・ 各少量
EXVオリーブオイル ・・ 大さじ1
一味唐辛子・・ 適量
【作り方】
(1)耐熱ボウルに、いか、きくらげを入れ、酒をふる。ふんわりとラップをし、電子レンジで2分加熱する。
(2)(1)に、サラダほうれん草、大葉、みょうが、Aを加えて和える。器に盛り、一味唐辛子をふって完成!
さっぱり「タコとセロリと大麦のパワーサラダ」
タコとセロリと大麦のパワーサラダ
イタリアンではよく見かけるタコとセロリの組み合わせをベースに、大麦で腹持ちよく、りんごで食感よくした、栄養満点のパワーサラダをご紹介します。
味付けは塩とオリーブオイルでシンプルに、酸味にはワインビネガーなどを使わずにレモンの絞り汁だけでスッキリ仕上げました。
■レシピ
【材料】(4人分)
ゆでタコ・・ 100g
セロリ ・・1/2本
大麦 ・・50g
玉ねぎ ・・1/2個
赤パプリカ ・・1/2個
黄パプリカ ・・1/2個
りんご・・ 1/2個
紫キャベツ・・ 3葉
レモン ・・1個
オリーブオイル・・ 大さじ3
塩 ・・適宜
イタリアンパセリ・・ 適宜
【作り方】
(1)大麦を10分ほど茹でて、ざるにあげて水を切っておく。
(2)セロリと玉ねぎを薄くスライスして、ざるに入れる。塩を軽く振り、少し置いてから揉んで水分を出す。
(3)パプリカ、ゆでタコは薄切りに、りんごは食感が残るように小さめに、紫キャベツも小さめに切る。
(4)上記の具材をすべてボウルに入れ、オリーブオイルとレモンの絞り汁を加えてよく和え、塩で味を調節する。
(5)皿に盛り付けて、イタリアンパセリを添える。
腸をきれいにする「ピンクグレープフルーツとフェンネルのサラダ」
ピンクグレープフルーツとフェンネルのサラダ
ビタミンCや食物繊維なグレープフルーツを使った、腸を整えるレシピ。フェンネルと合わせただけで、こんなに美しくおいしいサラダに!
■レシピ
【材料】(4名分)
グレープフルーツ(ピンク)・・1/2個
フェンネル・・1/3株
オリーブオイル・・大さじ2
ハチミツ・・小さじ1
粒マスタード・・大さじ1
ホースラディッシュ・・小さじ1
塩・・適量
【作り方】
(1)フェンネルは、1本ずつ株からとり、繊維を断ち切るように5mm幅にスライスする。
(2)グレープフルーツは、子房にわけて皮をむく。
(3)オリーブオイル、粒マスタード、ハチミツ、ホースラディッシュをよく混ぜ合わせる。とろみが出るまで、しっかり乳化させるのがポイント。
(4)フェンネルとドレッシングを和え、塩で味を調える。グレープフルーツを添えれば、できあがり。
\善水溶性食物繊維が豊富&食欲を抑える働きがある「グレープフルーツ」/
旬がなく、いつでもおいしく食べられる「グレープフルーツ」
グレープフルーツには、善玉菌やヤセ菌のエサとなる水溶性食物繊維が豊富に含まれています。ピンクグレープフルーツの赤は、リコピンの赤なのでポリフェノールを摂取することもできますよ。そのほかにも、美肌に欠かせない「ビタミンC」、交感神経を刺激して脂肪を燃焼させる働きのある香り成分「リモネン」、食欲を抑える働きがあると言われている苦み成分「ナリンギン」なども含まれています。健康、美容に効果的なフルーツなので、毎日の食事に積極的に取り入れるといいですよ。
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